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ガネーシャ神が象徴するもの

楠 正晴

ガネーシャ神のマントラがもたらすシッディ

ガネーシャ神
ガネーシャ神

マントラには、否定的なカルマを解消し、肯定的なカルマを作り出す、神秘的な力が秘められています。

そのため、マントラを正しい方法で唱えることにより、通常は困難な、深い部分からカルマを修正することが可能となるのです。

実際、もっとも信頼されているインド占星術の古典、『ブリハット・パーラーシャラ・ホーラー・シャーストラ』には、開運処方として、布施とマントラによる方法だけが記載されています。

ここで言う『布施』には、もちろんプージャーも含まれています。ガネーシャ神のマントラには、ガネーシャ神の特別な力が込められていて、正しい方法で、そのマントラが唱えられるとき、シッディ(目的の達成、神秘力)がもたらされると言われています。

ガネーシャ神のマントラには、いろんな種類があり、各マントラには、それぞれ違った、特別な効果があります(その違いについては、ここでは、詳しく触れません)。ガネーシャ神に帰依を表すための典型的なマントラは次の通りです。

アウム・ガン・ガナパタイェー・ナマハ
*ガナパティ(大衆の指導者)に帰依いたします

ガネーシャ神

これは、ガネーシャ神に帰依を表すためのマントラで、いつでも、どこでも、唱えることができるものです。

特に、旅に出発するとき、新しいことを学び始めるとき、新しい仕事を始めるとき、新しい契約を結ぶとき、あるいは、新しいビジネスを始めるときなど、何か新しいことを始めるときにこのマントラを唱えると、「その目的の前に横たわる障害が取り除かれ、努力が実り、成功する」という、特別な効果があるとされています。

正しい方法で、マントラが唱えられるとき、そのマントラは、素晴らしい果報をもたらしてくれます。各マントラに、特定の効果があることは前述の通りですが、一般的に、ガネーシャ神のマントラは、どのマントラにも、あらゆる障害を払い除け、富、智慧、そして、成功をもたらす効果があります。

また、ガネーシャ神のマントラが唱えられている家、あるいは、帰依者の心には、悪霊は、決して入ってこないと言われています。

マーラー(数珠)を使ったマントラの唱え方

マントラ用数珠
マントラ用数珠

マーラーは、普通の108の珠と、普通より大きな1つのグル珠で構成されています。

マントラを1回唱えるごとに、1つの珠を繰っていきます。そして、グル珠は、マントラを唱える最小単位108回(1サイクル)が終了したことを知らせてくれるものです。

108は、特別に神聖な意味を持つ数字で、108回を1サイクルとして唱えることには重要な意味があります。

多くの回数のマントラを唱えるときは、右手に持ったマーラー(数珠)で108回(1サイクル)を数えたときに、左手に持ったマーラー(数珠)の珠を1つ繰ります。この方法により、108の倍数回のマントラを数えることができるのです。

マーラー(数珠)の中でも、サンダルウッド(白檀)のマーラー(数珠)は、特に、ガネーシャ神を喜ばすとされ、ガネーシャ神に帰依する人々に愛用されています。

※マントラ用のジャパマーラー(数珠)は、アストロナインで販売しています。

ガネーシャ神の12の名前を唱える

ガネーシャ神

毎日、朝、昼、夜に、両手の平を合わせて、ガネーシャ神の12の名前を唱えることによって、ガネーシャ神に帰依を表すことができます。それによって、ガネーシャ神は、とても喜び、あなたの人生に横たわる大きな障害を取り除いてくれるでしょう。 ※以下の各マントラには、ガネーシャ神の特別な力が込められており、それぞれに違った効果がありますが、ここでは触れません。 

アウム・ヴァクラトゥンダーヤ・ナマハ
(ねじれた鼻のお方に帰依いたします)

アウム・エーカダンターヤ・ナマハ
(1本牙のお方に帰依いたします)

アウム・クリシュナピンガークシャーヤ・ナマハ
(暗くて茶色の目をされたお方に帰依いたします)

アウム・ガジャヴァクトラーヤ・ナマハ
(象の口をされたお方に帰依いたします)

アウム・ランボーダラーヤ・ナマハ
(張り出たお腹をされたお方に帰依いたします)

アウム・ヴィカターヤ・ナマハ
(風変わりなお方に帰依いたします)

アウム・ヴィグナラージャーヤ・ナマハ
(障害を司る王に帰依いたします)

アウム・ドゥームラヴァルナーヤ・ナマハ
(煙色をしたお方に帰依いたします)

アウム・バーラチャンドラーヤ・ナマハ
(三日月をもつお方に帰依いたします)

アウム・ヴィナーヤカーヤ・ナマハ
(無上の師であられるお方に帰依いたします)

アウム・ガナパタイェー・ナマハ
(大衆の指導者であられるお方に帰依いたします)

アウム・ガジャーナナーヤ・ナマハ
(象の顔をされたお方に帰依いたします)

※「バーラチャンドラ」は、サンスクリット語で、新月、あるいは、三日月のことで、シャクティを甘露に変換する眉間のチャクラを象徴しています。

効果的なマントラの唱え方

蓮華の花
蓮華

マントラは、本質的なカルマの修正方法として、とても効果の高い開運方法ですが、正しい方法で唱えなければ、そのマントラの効果は半減してしまいます。

しかし、マントラは、秘儀に属するため、このHP上で公開できる内容には限りがあります。アストロナインから、マントラ用のマーラー(数珠)を購入された方には、マントラの唱え方についての、特別な解説書を差し上げていますので、興味をお持ちの方は、こちらをお求めください。

ここでは、マントラの唱え方について、いくつかの基本的な注意点だけをリストアップしておきます。マントラを唱えるときの基本的な注意点は、以下の通りです。

(1)正しい発音で唱える

(2)規則正しいリズムで唱える。

(3)規則正しい音程で唱える。

(4)腹式呼吸で唱える。

(5)帰依の心を持って唱える。

(6)他人に聞かれないように唱える。

「アウム」は、身体、言葉、心といった、三業(3つのカルマ)に対応

ヨーガの始祖シヴァ神
ヨーガの始祖シヴァ神

いろんなマントラの最初に使用されている「アウム」という言葉は、宇宙の創造・維持・破壊を表す、重要なマントラです。

「ア」は「創造」、「ウ」は「維持」、「ム」は「破壊」を意味しています。インドの伝統的な教えによると、創造はブラフマ神、維持はヴィシュヌ神、破壊はシヴァ神といった、根源的な自在神が司っています。

そのため、「アウム」は、自在神そのものを表す、とても神聖なマントラなのです。

また、「アウム」の、「ア」は「身体」、「ウ」は「言葉」、「ム」は「心」とも対応しています。

そして、この「アウム」というマントラには、身体、言葉、心という、三業(3つの次元のカルマ)を浄化する意味合いも含まれているのです。

「アウム」は、3つの次元の意識に対応

「アウム」は、表層意識、潜在意識、超潜在意識といった、各次元の意識とも対応しています。

意識の三層
意識の三層

「ア」は、「表層意識」と対応しています。表層意識は、身体が起きて活動しているときに働いている通常の意識です。この表層意識は、「こんなことをしては変に思われる」といった世間体、「私はこのようなことはするべきではない」といったような倫理観、「こんなことをすると、逮捕されるかもしれないから、やらないようにしよう」といった抑制心など、様々な建て前によって塗り固められた、表面的な意識です。普通の人は、この表層意識を、自分の心、あるいは、自分の考えであると思い込んでいます。

「ウ」は、「潜在意識」と対応しています。潜在意識は、深いところに潜んでいる意識で、例えば、夢を見ているときの意識は、この潜在意識に近い状態です(正確には、夢を見ているときの意識は、表層意識と潜在意識の中間的な意識状態です)。そして、この潜在意識には、本人でさえ気づいていませんが、ほとんどの場合、利己的で、いろんな欲望にまみれています。この潜在意識の欲望は単純で、そこには、「好き」か「嫌い」のどちらかしかなく、「好きでも嫌いでもない」というような曖昧なものは、存在していません。また、「やりたい」、「やりたくない」のどちらかしかなく、「どちらでもいい」というような曖昧な選択も、潜在意識には存在していないのです。

※「潜在意識」は、「言葉」に対応した意識です。そのため、神聖な言葉であるマントラは、他の意識も浄化しますが、特に、潜在意識を浄化する効果が高いのです。

※潜在意識とはどういう意識なのかについて、補足説明させていただきます。たとえば、ここに、「他人を助けたい」と思って、ボランティア活動に励んでいるAさんがいたとします。Aさんは、他人に感謝されることや、他人から評価されることで、ボランティア活動に生きがいを感じていました。しかし、ボランティア活動をやっても、他人からあまり感謝されない、あるいは、評価されない状態が、しばらく続いた後、Aさんは、そのボランティア活動をやめてしまいました。こういうケースでは、ボランティア活動に励む理由として、「他人を助けたい」というのは表層意識の建て前であり、「他人から称賛されたい」という欲求が潜在意識にある本音なのです。ところが、本人は、そのことには、まったく気づいておらず、自分がボランティア活動をやめた理由は、「他のことで忙しくなったから」などと思い込んでいることがよくあります。しかし、これは、実際には、表層意識の建て前であって、ボランティア活動をやめた本当の理由ではありません。本当の理由は、潜在意識にある「称賛されたい」という欲求が満たされなくなったからなのです。 このように、実際の行動を決定するときには、表層意識の建て前よりも潜在意識の本音の方が優位に働いています。

「ム」は、「超潜在意識」と対応しています。この超潜在意識は、夢を見ているときよりも、さらに深い、根源的な意識です。ここには、「怒り」、「無智」、「貪り」といった、根本的な煩悩が存在しています。

※ここに存在している根本的な煩悩は、とても頑固なものです。これらを完全に止滅させることができれば、ヨーガや仏教の修行者たちが目指している、モクシャ(解脱)の状態が訪れることになります。

否定的なカルマと意識を浄化し、肯定的なカルマと意識をつくるマントラ

ところで、深い意識に蓄積されている、否定的なカルマや否定的な意識は、あらゆる物事を進める上での障害となっています。いくら才能があっても、良いアイデアがあっても、いくら周囲の条件が整っていても、否定的なカルマや意識が存在していると、なかなか物事は成功しません。

なぜなら、すべての不幸や苦悩は、深い部分に宿っている、否定的なカルマや意識に原因があるからです。逆に、その人の中で、肯定的なカルマや意識が優位であれば、不思議と成功してしまうものです。

しかしながら、表層意識はさておき、潜在意識や超潜在意識といった深い意識は、本人が自覚することさえ難しいものです。潜在意識については、夢の内容などから、その一部を垣間見ることができますが、超潜在意識にいたっては、普通の人が自覚することはほとんど無理に近いでしょう。

そのため、通常は、深い意識に根付いている、否定的な意識やカルマを浄化することは、とても困難なことなのです。

そこで、登場するのがマントラです。三業、及び、三層の意識に対応した、神聖な波動のマントラ、「アウム」を唱えることにより、身体、言葉、そして、心といった3つのカルマが浄化され、同時に、表層意識、潜在意識、超潜在意識といった、3つの意識が浄化されるのです。

そして、特定の効果をもつ、ガネーシャ神の各マントラを唱えることにより、否定的なカルマと意識は、速やかに浄化され、肯定的なカルマと意識に入れ換わり、その結果として、あらゆる障害が除去され、人生に成功がもたらされるようになります。

このように、マントラは、カルマを好転させ、現象を好転させるための秘儀なのです。

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