ルドラークシャ・ビーズ

ルドラークシャは、インド、ネパール、チベットなどの国々において尊重されてきた神聖な菩提樹の実であり、高次のシャクティー（霊的な力）がその中に秘められていると信じられています。

そして、これらの国々では、このルドラークシャ・ビーズ（菩提樹の実の珠）は、いろんな方法で使用されています。

たとえば、ルドラークシャ・ビーズは、神を象徴する神聖なものとして祭壇に安置してプージャー（礼拝や供養）の対象とされています。

また、ルドラークシャ・ビーズは、ひもを通してペンダントやネックレスにしたり、小さな袋に入れてお守りとして持ち歩くこともできます。あるいは、手に握ることによって体内の気を刺激するのに使用されることもあります。

※『シヴァ・プラーナ』、『ルドラークシャ・ジャバーラ・ウパニシャッド』、他、古典文献によると、ルドラークシャは、表面に刻まれた溝の本数によって１面から１４面までのいずれかに分類され、その各ムキー（面）には、それぞれ特有の効果があるとされています。