これは、インターネットショップを経営しているS・Nさんの体験談です。
放置してしまっていたガネーシャ神像
ガネーシャ神の置き物は、いろんな本を入れている棚の上に置きました。
ガネーシャ神を置いた最初の日は、「ご利益があればいいなぁ~」なんて思いながらお水をささげましたが、その後は、とくに何かをするということもなく、ただそこに置いていただけでした。
そのガネーシャ神を置いてある側の壁の上には、友人と一緒にとった自分の写真、カレンダー、好きな歌手の写真など、雑多なものをいろいろと貼り付けていました。今考えてみると、ガネーシャ神に対して、失礼なことをしていたと思います。
このような状態でしたから、数ヶ月が経っても、何の変化も感じられませんでした。
オデッセウスにまつわるギリシア神話
アストロナインさんから購入した白檀のガネーシャ神の置き物を置いて数ヶ月たった頃、あるレンタルビデオショップで、ギリシア神話の映画『オデッセウス』のビデオをレンタルして見ました。それは、次のような内容でした。
西アジアにあるトロイとの戦争で、活躍し、勝利した、ギリシアの英雄オデッセウスは、その戦争で、神からの守護を受けて、その戦争に勝利しました。しかし、オデッセウスは、戦争に勝利した後、次のような内容の雄叫び(一言一句正確ではないかもしれません)を上げて、神々を冒涜(ぼうとく)してしまいます。
「この戦争では、この血と肉でできた人間、オデッセウスが自らの力で勝利したぞ!もはや神々の助けは必要ない!」
これに怒った海神ポセイドンは、これから先、長い間にわたって、オデッセウスが海を漂わなければならないこと、彼がいくら望んでも、故郷へ戻ることはできないことを彼に言い渡しました。最初、その言葉をあまり気にしていなかったオデッセウスでしたが、その後、彼の身の上に、様々な困難が降りかかることになります。
結局、海神ポセイドンの言うとおり、彼は、数十年もの長い間、海を漂流し続けることになり、故郷へ戻れなくなってしまいました。
このようにして、神を冒涜したことが原因で、数十年もの長きにわたる間、海を漂流させられた後、オデッセウスは、ヘルメス神や、ヘルメス神を使わしたゼウス神をはじめ、いろんな神々の守護を受けながら、最終的には、なんとか故郷へ戻ることができました。
オデッセウスが学んだ教訓
そのビデオを見終わった後、オデッセウスが、長い年数をかけて学ばされた教訓は、神の前では、人間の意志は、ちっぽけなもので、神の守護や祝福がなければ、物事は上手くいかない。逆に、神の守護や祝福があれば、物事は上手くいくということだったのだと思いました。
そして、突然、ガネーシャ神の置き物のことが気になりはじめました。ガネーシャ神に対し、今まで、おろそかにしてしまっていたことに気づき、すぐに、ガネーシャ神像の周りを掃除し、その上には、なにも置かないようにし、新たに、ガネーシャ神に、お水をお供えしました。
ところで、私は、インターネットショップを始めてから、約2年になります。特に、オデッセウスのビデオを見た直前の2ヶ月間は、1ヶ月に注文が、わずかに2~3と、低迷した状況が続いていました。
ところが、『オデッセウス』の映画をレンタルビデオで見た後、心を入れ替え、ガネーシャ神の周りを掃除し、お水のお供えをした30分くらい後に、メールをチェックしたところ、商品の注文メールが、一つ届いていたのです。
ここまでの話であれば、偶然ということも考えられるのですが、すごかったのは、その後です。さらに30分後に、メールを取ったところ、また、別の注文メールが届いていました。
そして、次の日は、1日中、4つの注文メールと2つのお問い合わせメール(結局、2つとも注文に結びつきました)をいただき、それ以降も、ほとんど毎日のように、注文をいただく状態が、数週間つづきました。
それから、数ヶ月たった今では、そこそこの状態で安定しています。それから、その同じ時期から、心が落ちつき、精神面でも、いろんな変化がおきています。
ガネーシャ神の周囲を掃除し、お水のお供えをしたこと以外は、他に何も条件が変わっていませんから、この急激な変化は、とても偶然のこととは考えられません。それから、ガネーシャ神にとても感謝するようになり、今では、毎朝、水とお香をお供えし、つねに果物やお花をガネーシャ神の像の前にお供えしつづけています。